2006-04-19 捨てる そうか、捨てたんだ。 あれも捨てた、これも捨てた。捨てて、捨てて、捨てて、捨てる。 捨てると不思議と、恵みがある。いさぎよく捨てた褒美なのかもしれない。 さー、もっと捨てよう。捨てて、捨てて、捨てて、捨てよう。 いくら捨てても豊かな心持ちは残る。まるで捨てることこそが、豊かであることのようだ。 施しという言葉があります。この言葉の本当の意味は「捨てる」ということです。例えば誰かに何かの施しをしたなら、それはもう捨てたわけですから、見返りを期待するものではありません。そして互いに施しをしたり受けたりすることで、人と人とは心がつながっていく。 (半田孝淳)