金色

何が金色なのかは知らないけれど

人はそれを金色の週と呼ぶ


キンキラの金色を求めて

渋滞の行楽地へと向かう


この疲れも金色なのさと

自分を慰めながら、


灰色の自分のこころを垣間見て

来年も外へと金色を探しに行く

楽しみ方でいえば、「退屈」を楽しむことができない限り、人は際限なく「にぎやかな面白さ」を追い求めつづけることになるだろう。より強い刺激を求めるようになり、ついには慢性的な飢餓状態になってしまう。
(「考える力」をつける本2 轡田隆史)