記号

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そんなもの、タダのゴミだ。

公園で遊ぶ子供たちや

日常を生きる人々の中に

真理はある。

文字など一二三四五の記号にすぎない。頭を満たしている文字知識は、ただそれだけのものにすぎない。ここで要求されているのは、真理を”外”のものとしてしゃべったり、知識の目録を増やすことなどではなく、真理を生き、真理を行じることだと、留学を通じて道元は悟った。

”この道元、宋国からは手ぶらで帰った。土産に持ち帰ったような仏法はない。この道元が仏法である。”

（「禅の本」より）