想念

現実とはすなわち、想念のことだったわけだ。

第八日目以降、いままでの神仏の姿と打って変わり、恐怖に満ちたものが現れる。奇怪な姿をした鬼神や、内臓を食い散らかす怪しい生き物が、つぎからつぎへと出現する。だが、決して恐れてはいけない。現れているものは、すべて自分の意識の現われだからである。
(「人が死ぬということ」丹波哲郎より)