自分になる

毎日生まれて


毎日が新しい

「最近、ツルちゃんの絵、変わったね。わたし、昔のほうが好きだった。」とかね。でも、ぼくにいわせれば、日々新しい命をいただいているんだから、変わるのが当たり前。変わらない絵をずっと描いているほうがおかしいと思うんです。
デビューして二十年以上が過ぎました。お笑いから役者に、ボクシングを始めて、絵を始めて・・・。人様から見れば、すごく変わったように見えるかもしれないし、「どうして」といわれたりもするけれど、ぼくにとって、これが自然な生き方だったと思っています。

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それにしても、ぼくはただ自分が描きたくて描いているだけなのに、その絵を見に来てくださり、買ってくださる方までいる。本当にありがたいことです。
(「自伝・描きかけの自画像」片岡鶴太郎より)