2006-01-22 仏 それは言葉でもなく行動様式でもなく一体何物なのか。 目にも見えず耳にも聴こえずしかしそこにある。 確かにあるそれを人は仏と呼ぶのかもしれない。 「殊勝げに行いすましたり、柔和なのがいいのだと勘違いしたり、沈香もたかず屁もこかず、腐れ水のように沈み入ったのが禅の境地だとか、悟りの境地だなどとつまらぬことを鼻にかけるものが多いが、とんでもない気狂いざたである。」 (鈴木正三(1579-1655))